今回の講座は、生徒たちが考えたデザインを反映したボトルの実寸大模型のお披露目からスタート。
自分たちがデザインしたボトルが形になったのを見た生徒たちからは「おぉ~!」「かわいい!!」などの歓声が上がり、教室は熱気に包まれました。
第4回目講座のメインは、ファンケル店舗での使用済みボトル回収の活動を、もっと多くの人に知ってもらうためのPR動画の作成です。
ファンケル公式SNSでの発信用と、桐蔭学園内PR用の2本の動画を作ります。
まず最初に、動画の核となる伝えたいメッセージを決めます。
誰にメッセージを伝えたいのか、どうすればもっと観た人の共感を呼べるか、議論を重ねてゆく生徒たち。
「あえて具体的に言わない方が、その先が気になると思う。」「〝あなた〟を入れた方が危機感を感じるのでは?」「限定しない方が、いろんな人に共感をもってもらえる。」など、言葉ひとつひとつ細部に至るまでこだわった結果、メッセージは「捨てられたものには未来がありました。」に決定しました。
次は、メッセージを伝えるための脚本・絵コンテをA班(SNS発信用)とB班(桐蔭学園内PR用)に分かれて作成します。
生徒たちは慣れない作業に試行錯誤しつつもアイディアを出し合い、脚本・絵コンテを完成させました。
A班は、容器回収があることを知らずに、ごみとして捨てようとしている人に向けて、FANCL リサイクルプログラムの活動を紹介するというストーリー。
B班は、ゴミ箱に捨てられてしまった使用済みボトルが、リサイクルされる未来を夢見るストーリーを創りました。
A班のストーリーは、今後生徒たち自身でストーリーの撮影・編集を行います。
はたして生徒たちはどのような動画を作るのでしょうか?
気になる第5回目講座は、B班のストーリーをファンケルの制作部隊が生徒たち出演のもと、動画を撮影する様子をお届けします。
奥西祐世さん
考えたデザインが実際に立体になったのを見て、商品化というか、これがいずれお店で売られると考えると、自分たちが意外とすごいことをしたんだな、という気持ちになりました。普通のマイクレと、自分たちのマイクレが置いてあったら、デザインした方を絶対選ぶ自信があるので、たくさん売れると思います!
高橋歩さん
普段あまり動画を観ないのですが、今日脚本や絵コンテを作ってみて、動画作りの大変さを知りました。特に絵コンテは、自分の想像以上に難しく悩んだこともありましたが、みんなが助けてくれたおかげで自分の想いを表現できてよかったです。観た人がSDGsを自分ごとに感じてくれるような動画になればいいなと思います。