2回目の講座では、まず最初に1回目の講座で生徒たちが考えたデザインの方向性「明るくて楽しいSDGsの実現」をベースに試作された、3つのパッケージデザインが提示されました。そして、その中でどのデザインが生徒たちの伝えたいメッセージが表現できているかを、2つの班に分かれて考えました。
「このデザインなら買ってもらった人に思いが伝わる」「このデザインは前回話し合った目標に近い」など様々な意見が出た後、どのデザインが良いか投票が行われました。その後、なぜそのデザインが良いかを各自がプレゼンテーション。様々な意見が出る中、再投票が行われ、最終的には最初の投票で票が多かったデザインとは違うデザインに決定しました。
次にパッケージに記載する生徒たちの想いを込めたメッセージを考えます。伝えたい想いを意識しながらみんなでコピーを考え、メインコピーとサブタイトルが決定しました。
最初に出たコピー案に対して「みなさんの伝えたいメッセージがきちんと伝わるコピーになっているか」という講師の問いかけに、シーンとする場面もありましたが、生徒の一人から伝えたいことやコピーに対する想いについて意見が出ると、場が温まり議論が白熱。もともと予定していた「モノづくり」の講義を取りやめ、時間いっぱいまで悩みました。
次回の長期講座では「使用済みの容器の回収」について考えます。
吉村絆さん
最初はカラフルなデザイン案がいいと思いました。でもみんなの話を聞いて、やっぱりメッセージ性を感じられるデザインがいいと思うようになりました。
書記の役割をすることで、新たな視点や広い視野をもって多くの人にメッセージを届けるには、自分にはない色々な意見を取り入れることが必要だと感じました。このボトルを手にとってくれた人が自分から行動に移してくれるといいなと思います。