単発講座

高校

食品ロスと栄養問題

開催日
2024年01月31日(水)
開催場所
福岡県立春日高等学校(福岡県春日市)
参加人数
高校1年生395名
講師
株式会社ファンケル
機能性食品研究所
高野祐見子さん

食品ロスや栄養問題は決して遠い国の話ではなく、日本も大きく関わっているということを知ってもらうきっかけになったのではないでしょうか。ディスカッションでは積極的に手を挙げる生徒たちがたくさん見られたので、とても関心が高いように感じました。SDGsは個人だけ、企業だけではなく全員で取り組むことが重要です。まずは自分の食生活をチェックするところから始めてみてほしいですね。

講師
株式会社ファンケル
サステナビリティ推進室
中川亜衣子さん

今回のテーマである食品ロスと栄養問題に関して、ファンケルが実際に取り組んでいる活動を紹介しました。青汁の循環モデルや子ども食堂などについてお話しし、企業のSDGsへの関わり方を知ってもらえたと思います。生徒たちのような若い世代から栄養課題について考えるのはすごく大切なことなので、より良い未来をつくるために自分ができることを見つけ、行動してもらえたら嬉しいです。

今回は食品ロスと栄養問題をテーマとして講座が行われました。食品ロスについては、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品がどれくらいあるのかなどをクイズ形式で紹介。日本だけでも523万トンの食料ロスが出ていることを知り、生徒たちも驚いている様子でした。

栄養問題については若者の栄養課題をテーマにディスカッションが行われ、「無理なダイエットをしすぎている」「塩分を摂りすぎている」など積極的に意見を発表する生徒たちの姿が多く見られました。その後、講師からは栄養の偏りによる健康リスクについて説明があり、「SDGsの目標を達成するには、まず自分たちが健康でいることが重要」とメッセージが伝えられました。最後にSDGsへのファンケルの取り組みが紹介され、講座は終了。一人ひとりが今の自分にできることは何かを考えさせられる有意義な時間となりました。

福岡県立春日高等学校
船津陽登さん

日本に関わっているテーマは気候変動くらいだと思っていたのですが、食品ロスなどにも大きく関係していることを知って勉強になりました。また、しっかりデータで見ることで食品ロスの多さをさらに実感しました。今後は自分も食べ切れる量だけを買うようにして、なるべく食べ残しのないように心がけていきたいと思います。

福岡県立春日高等学校
古川陽奈子さん

SDGsはここ数年でどの授業にも絡んできている印象なので、割と身近なものに感じていました。ただ、食に関しては遠い国の話しか聞いたことがなかったので、日本の栄養問題を知って驚きました。また、若い世代の栄養不足に関する話を聞いて少しドキッとしたので、好き嫌いせずに自分の栄養管理もしっかりしていきたいと思いました。

福岡県立春日高等学校
西村衛治副校長

SDGsは授業のなかでも取り扱っています。1年生は主に地元の自治体や企業と連携しながら地元の課題解決に取り組み、2年生からはさらに本格的にテーマを設定して世界規模でSDGsについて探求していきます。今回の講座では食に関する話が出ていましたが、生徒たちも関心が高いようで、自分の経験と照らし合わせながらしっかり聞いていたと思います。知らないこともたくさんあったと思うので、自分なりに興味のある内容を見つけてくれていたら嬉しいです。

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