長期講座

<第3回>

デザインの方向性決定

開催日
2021年08月24日(火)
開催場所
横浜市立東高等学校 (横浜市鶴見区)
参加人数
サステイナブル研究部 部員8人
講師
株式会社ファンケル
化粧品事業本部
内山育実さん

この商品を欲しいと思ってもらう部分と、SDGsに関するメッセージ性を両立するのが難しい課題だと思っていましたが、結果的に両立できるデザインができたと思います。生徒たち1人1人がどういうデザインにしたいかという意見をしっかり持っていたので、過去2回の講座で出た生徒の意見を反映したデザイン案が、より良いものになっていったと感じました。高校生ならではのわかりやすさなどは勉強になりました。化粧品を買うことでSDGsに参加していると思っていただけるような、今までにはなかったデザインにできると思いますので、お客様にも早くお届けしたいとワクワクしています。

約1カ月ぶりの開催となった今回の講座では、パッケージとボトル本体のデザインを決めるワークショップが行われました。
デザインを決める上でのポイントは①ターゲット世代(40~50代)に買いたいと思ってもらえること。②コンセプトが伝わるデザインになっていること。
の2つ。A~C、3つの案をもとに生徒たちが主体となって話し合いました。
「SDGsといえば、環境をイメージする人が多いけれど、人権やジェンダー問題を表すイラストも入れたい」
「キャップの色はピンクの方が可愛い!ターゲット世代である顧問の先生もピンクが好きと言っているから、受け入れられるはず」
「SDGsは身近だということを伝えるためには、エコバッグの絵があるとわかりやすい」といったように、生徒たちからは様々な意見が。
各デザイン案の良い部分を組み合わせながら、「SDGsは身近なことから取り組める」という、自分たちが一番伝えたいメッセージが伝わりやすいデザインを決めていきました。

また、パッケージに入れるサステイナブル研究部からのメッセージ文については「地球に、ちょっといいこと。」という部のキャッチフレーズを載せる方向で決定。今後、選ばれたデザイン案を改良して、正式にデザインが完成します。
次回の講座は9月29日の予定。この取り組みを世間に知ってもらうために自分たちでできることを考えます。

サステイナブル研究部
木須裕人さん(1年生)

「どの案も個性があってSDGsを表現していたので、デザイナーの方はすごいと思いました。
自分が伝えたいことをデザインで表現するためにはどうしたらいいのかという点や、他の人の意見をひとつにまとめる点など、勉強になりました。
今回は植物由来のプラスチックを使っているので環境のことがメインですけど、商品を通してまずはSDGsを知ってもらって、小さなことからできるんだということを伝えたいです」

動画(2021年9月24日放送)

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