「わたしにもできるSDGs宣言!」ということで、使わなくなった化粧品を絵具として使用し、ボスターを描いて自分にできるSDGsを発表してもらいました。
講座冒頭では、世界には自分たちと同世代の子どもたちが学校に行けなかったり、病院に通えなかったりと厳しい暮らしを強いられていることや、日本のごみの年間排出量に関しての問題を紹介しました。
使用済みコスメをアップサイクルしてポスターを描く子どもたちは、最初のうちは何をどのように描くか悩んでいたようでしたが、次第に楽しさを見出し自由にポスターを描く子どもたちの姿が印象的でした。また、子どもと共に参加した保護者たちも、絵具としてアップサイクルされた化粧品の発色の美しさに驚く様子も見られました。
最後のSDGs宣言では、「ペットボトルを買わずに水筒を持ち歩く」や「必要な物だけを買おう!」「どんな物も無駄なく最後まで使う!」など様々な意見が挙がりました。
緊張しながらも自ら描いたポスターを掲げ、自分にできることを自分の言葉で発表する子どもたちの姿は頼もしさを感じさせるものでした。
鈴木俊匡さん
「作る責任・使う責任」を学校の授業でやって、食品ロスや海で魚が死んじゃっているというのを聞いたことがあり、どのくらい死んじゃうのだろう?と考えたことがありました。講座のクイズで年間800万トンのごみが出るっていうのを知って想像がつきませんでしたが、ジャンボジェット機5万機分というのを聞いて、こんなにごみが出るんだな!と驚きました。だから、自分がマイボトルやマイバックを心がけて、海に排出されるごみが減っていけば将来的には自分のためになると思いました。海にごみがないぶん綺麗に見えて、海と人との関わりがもっと活発になって、魚とも触れ合えたらいいなと思います。
中島瑠那さん
学校では自分たちがSDGsについてどう考えているかを作文にしたことがあります。今日の講座で海に捨てられているごみが飛行機の何万機分みたいなのを聞いて、思ったより多くてびっくりしました。今日やったアップサイクルのことの他にもリユースとリサイクルがあるので、SDGs宣言ではそれについて自分ができることを書きました。自分が使わないコスメとかを絵具にして絵を描けるのはとても楽しかったです。私は虫や動物が好きなので、この自然のまま虫や動物と人間が共存できる世界になったらいいなと思います。