今回は海洋プラスチック問題をテーマに、講座が行われました。
初めに神奈川近海の美しい生態系の説明が行われ、続いて捨てられるプラスチックが海でどのように問題を起こしているかに移ります。
日常生活ではわからない、大量のプラスチックが沈む海の様子や打ち上げられたアオウミガメの体内から見つかった山盛りのプラスチックに息をのむ生徒たち。
また、フナムシがプラスチックを分解する酵素をもっている話には、高い関心があつまり今後の研究に期待する声もありました。
質疑応答では生徒からの「2030年のSDGsの達成は可能か」の質問に対し講師の豊田さんは、“厳しい”という回答をしつつ、「この問題を解決するには一人ひとりが意識して、できることから少しずつ始めていくことが大切だ」と生徒たちに伝え、今回の講座が終了しました。
神奈川県立鶴見高等学校
河大徳さん
今回の講座を受けて、海に沈んだプラスチックゴミは、砂の中などの見えないところにもあり、それを放置してしまうことでマイクロプラスチックが増加し、将来的にお寿司が食べられないことが衝撃的でした。買い物のときにマイバックを持参するなどして、身近なものから少しずつプラスチックゴミを減らしていこうと思いました。
神奈川県立鶴見高等学校
幅美紗央さん
SDGsとしては節電や節水などは取り組んできましたが、プラスチックのことはあまり気にしていなかったので、今回の講座を受けて、ペットボトルを買うのではなくマイボトルを持参したり、買い物のときはマイバックを使ったりして、少しでもプラスチックの使用を控えようと思いました。