ファンケルの研究所を実際に見学しながら、ファンケルの無添加化粧品の誕生までの道のりや、肌に優しい化粧品は菌にも優しいゆえに腐りやすいというジレンマの解決について、講師が詳しく解説。また、ファンケルが実施している「容器リサイクル」についても紹介し、地球環境にもやさしい取り組みとして理解を深めました。
研究所見学後は、洗浄剤の必須成分である界面活性剤がどのようにして汚れを落とすのかについて、ファンケルオリジナルのガジェットを用いて紹介。界面活性剤の様々な特性について実験を行い、その特性が乳液や身近なあらゆるものに息づいていることを学びました。学生の皆さんは洗浄のメカニズムを知り、ご自身が使用している製品について、新たな視点で見直すきっかけとなった様子でした。
最後に、界面活性剤の特性をサプリメントにも応用したファンケルの製品「コエンザイムQ10」を紹介して講座は終了。化粧品とサプリメントの双方の技術が交流し、効果的にモノづくりに取り組んでいる研究所の姿勢を体感することができたようです。

東京医薬看護専門学校
高良美輝さん
講座を受けて、ファンケルの企業理念が「お客様の不を解消する」と聞き、とても正義感を感じました。また、ファンケルの商品は肌に優しいアルコールフリーや無添加ということを知り、乾燥肌や敏感肌の方でも使いやすい商品をつくっていることがありがたいことだと思いました。

東京医薬看護専門学校
大槻里桜さん
普段学校で学んでいることを実験でみることができたので、とてもわかりやすかったです。私は工場見学が好きなのですが、とても見ごたえのある見学ツアーでした。中でも、化粧品容器の形状などを使いやすいように工夫されていることがすごいと思いました。ファンケルの商品を使っていた時も使いやすいと感じていたので、実際にその容器をつくっている現場を見ることができてよかったです。

東京医薬看護専門学校
大野光宣先生
今回はSDGsの観点で話をしていただいたので普段と違う内容の学びを受けられたと思います。企業がSDGsにどのように取り組まれているのか、どのように商品開発をしているのかを聞けて良かったです。学生が将来、化粧品会社に勤めて実際に商品をつくる際に、今回の講座を活かしてほしいと思います。