単発講座

高校

小麦・小麦粉とSDGs

開催日
2025年01月22日(水)
開催場所
神奈川県立川崎高等学校(川崎市川崎区)
参加人数
高校1年生220名
講師
株式会社ニップン
中央研究所
大楠秀樹さん

小麦粉はとても身近な食品に使われていて、SDGsとも関係していることを今回の講座でわかってもらえたら嬉しいです。少し難しい話もあったと思いますが、生徒の皆さんは最後まで頑張って聞いてくれていたと思います。SDGsは一つの企業で完結するものではなく、様々な企業との連携も必要だと思うので、お話しできてよかったです。SDGsは決して難しいことではありません。生徒の皆さんも小さなことからで良いので、コツコツと取り組んでいっていただけたらと思います。

今回の講座は、株式会社ニップンの方を講師にお招きし、「小麦・小麦粉とSDGs」をテーマに開催されました。
まずはニップンが取り組んできたSDGsの内容が紹介され、その後は小麦粉の成分と役割について学びました。小麦粉に含まれている「でんぷん」や「グルテン」を実際に手で触った生徒たちは「ベタベタしている」「お餅みたい」など、その感触に驚いている様子でした。

他にも、食品ごとに変わる小麦粉の特徴について説明がありました。パスタやラーメン、ケーキなど小麦粉が使われている身近な食品がたくさん紹介されると、興味を持ってメモをとる生徒の姿も。また、小麦粉の栄養についても解説され、ニップンの講師から「小麦粉には糖質‧タンパク質‧食物繊維などが含まれています。食事で大事なことは、これらの栄養素等を含めてバランスよく食品を摂取することです」とメッセージが伝えられました。

最後まで真剣に聞き入っていた生徒たち。SDGsをより身近なものに感じ、自分にできることや健康について考えるきっかけとなったようです。

神奈川県立川崎高等学校
石井杏さん

授業でSDGsについて学んでいたけれど、すごく規模の大きいものだと思っていました。しかし、SDGsは意外と身近なところにあって、企業は製造過程など自分たちに見えないところで様々な取り組みをしていることを知り、とても勉強になりました。また、思っていたより色々な食品に小麦粉が含まれていることがわかったので、これからは成分表なども見て「こんな成分が含まれているんだ」と、もっと自分なりに知識を深めていきたいと思います。

神奈川県立川崎高等学校
立山柊さん

SDGsはとても大きな目標というイメージがあったので、自分一人の力ではどうにもできないし、やる意味があるのかなと思う部分もありました。しかし、今回の講座を通して身近な企業が色々な取り組みをしていることを知れたので、私たちもしっかり自分ごととして考えて行動していくべきだと思いました。また、小麦粉を安定して供給するために企業がたくさん努力していることを知り、私たちのためにこんなに頑張ってくれているんだと嬉しい気持ちになりました。私もしっかり自分の健康を守りながら、小さなことからでもSDGsに貢献していきたいです。

神奈川県立川崎高等学校
外﨑学校長

この講座を通して、SDGsは身近なところにたくさんあることを学べたと思います。一人ひとりがちょっとした取り組みをすることが重要で、それがやがて大きな渦となり、世界中に広がっていくということを考えてもらえればと思っています。また、今回のテーマである小麦粉は、生徒たちにとっても身近なものなので、関心を持って考えながら最後までしっかり聞いてくれていたと思います。今後も色々なところに目を向けて、世界的な平和を真剣に考えられるような大人に成長していってほしいです。

動画(2025年2月28日放送)

高校の単発講座一覧へ戻る
TOPに戻る