今回の講座は「環境」をテーマに開催されました。
まずはファンケル講師による「海洋プラスチック問題」に関する講座が行われました。日本は1人あたりのプラスチックごみの年間排出量が世界2位であることが説明されると、その量の多さに驚く生徒たち。また、プラスチックごみを減らす考え方「4R(3R+Renewable)」についても学び、アップサイクル製品でどんなものが欲しいか考えるディスカッションでは、「洗顔用の泡立てネット」「鞄に付けるキーホルダー。SDGsの宣伝にもなる」など様々な意見が挙がりました。
続いて、シンガポール航空の方を講師にお招きし、シンガポール航空が取り組むSDGsについて学びました。フードロス削減のために機内食の事前オーダーを可能にしたり、二酸化炭素の排出量を減らすために燃費の良い新しい飛行機を利用するなど、具体的な取り組みが紹介されました。最後は講座をおさらいするクラス対抗クイズ大会を実施。1位を目指して夢中になる生徒たちの姿がたくさん見られ、大いに盛り上がりました。
講座終了後、生徒から「すごく勉強になったし、航空業界に興味があったので楽しかった」という声もあり、環境問題や自分たちの未来について考える有意義な時間となったようです。

神奈川県立舞岡高等学校
櫻井さん
私はいつもファンケルの商品を使っているので、自分も少しはSDGsに貢献できているような気がして嬉しかったです。また、海外にも興味があって行きたい国もたくさんあるので、シンガポール航空を利用してみたいと思いました。プラスチックのリサイクルについて日本は少し遅れていると聞いたことがあったのですが、企業がこんなに積極的に取り組んでいることを知って驚きました。自分もごみの分別など、少しずつでも貢献していきたいと思います。

神奈川県立舞岡高等学校
松本さん
いつか海外に行きたいと思っているのですが、シンガポール航空のSDGsへの取り組みなどを知って、お客様のことだけでなく環境にも目を向けているところが素晴らしいなと思いました。小学生の頃からSDGsについて学んできましたが、今回の講座を通してさらに知識を深めることができたので良かったです。将来自分も企業に入ったら、こういった取り組みを進んで行い、発信できる人になりたいと思いました。ごみの分別や食べ残しをしないなど簡単なことは明日からでもやっていきたいです。

神奈川県立舞岡高等学校
小坂茂生校長
生徒たちは、SDGsを何となく知っていたし身近にも感じていたとは思いますが、社会の中で具体的にどのような取り組みがされているのかは知らなかったと思います。今回の講座を通して「こうやって取り組んでいるのか」と明確になり、多くの大人たちがSDGsに関わっていることがわかったと思います。生徒たちからも質問が途切れず、いろいろなことを学べたようで本当に良かったです。今後SDGsにどう関わっていくか考えることがとても重要で、それが“良い大人”への第一歩につながると思っています。この講座で学んだことを忘れず、生徒たちには社会や環境に優しくできる大人に成長していってほしいです。