単発講座

高校

ダイバーシティ&インクルージョン

開催日
2025年03月14日(金)
開催場所
北鎌倉女子学園高等学校(鎌倉市)
参加人数
高校1年生100名
講師
株式会社ファンケル
サスナビリティ推進室
中川亜衣子さん

女子高でのダイバーシティ&インクルージョンがテーマということで、女性の活躍推進を、自分ごととして考えてほしいという想いを込めました。ディスカッションでは自分の考えをもって積極的に意見を発表する生徒が多く頼もしかったです。講座の後半では、女性特有の健康課題やホルモンバランスなどについても共に考え、特に更年期症状に関しては、家族に寄り添ってあげたいと考える生徒が多かったのが印象的です。将来、多様性を認め合い一人ひとりが活躍していただけたら嬉しいです。

ダイバーシティとインクルージョンについての講座を開催しました。

講師から最初にダイバーシティ&インクルージョンとは「それぞれの違いを受け入れて認め合い活かしていくこと」と解説がありました。ダイバーシティ推進のためにファンケルが実際に行っている取り組みを共有しました。
その後、「なぜ企業はダイバーシティ&インクルージョンを推進するのか」についてディスカッションと発表を行いました。生徒からは「個人がいろいろな差別問題の理解を深めることで、より良い職場づくりができ、より良い製品やサービスにつながる」「女性や障がいのある人が企業で活躍することで、新たな意見や考え方を取り入れられる」という意見が挙がりました。

ジェンダー平等では、日本は世界に比べてジェンダーギャップ指数が低いことを紹介し、「日本でジェンダー平等が進まない理由は?」というディスカッションを行いました。「男性は仕事、女性は家庭という昔からの固定概念が根強い」「20~30代の女性は仕事で活躍する時期と妊娠できる期間が重なっているためキャリア形成しにくい」という意見が挙がり、講師からは日本は性別役割分業意識が強く、特に年齢が高い人ほど意識が強いことを伝えました。

最後に、女性活躍推進と女性特有の健康課題について紹介し、女性ホルモンによる体調の変化(生理痛、PMS、更年期症状など)と女性特有の病気について説明しました。さらに更年期の健康課題の理解促進のためにファンケルが制作した動画を視聴。生徒からは、「更年期の健康課題の理解を広げ、家族で話し合うことが大切だと思いました」「更年期症状だからという理由で弱音をはかない母なので、もっと寄り添えるようになりたい」「親の更年期と自分の思春期・反抗期が重なるので、素直になりづらいけど寄り添っていこうと思います」という優しい気持ちが多く聞けました。

将来自分たちが直面する課題の重要性について、生徒たちが気づき考えるきっかけとなる講座となりました。

北鎌倉女子学園高等学校 
西川朋葉さん

多様性についてあまり知りませんでしたが、今回の講座で企業が多様性を重要視する必要性を知ることができました。女性の社会進出のための環境づくりについて、ファンケルのように積極的に取り組んでいる企業があることを知り安心しました。男性だから女性だからというのではなく、一人ひとりが活躍できる社会になれば良いと思いました。更年期の健康課題については、理解するためにはまず知ることが大事だと感じました。母も更年期症状で悩んでいるかもしれないので、母との日常的な会話を大事にしたりお手伝いをして、母に寄り添っていきたいです。

北鎌倉女子学園高等学校 
辻原涼音さん

企業が女性や障がいをもっている人の意見を取り入れ、多様性を推進していることを知ることができて良かったです。世界に比べて日本のジェンダーギャップ指数が低くて驚きました。ファンケルのように女性が責任のあるポジションに就くことで、女性が働きやすくなり管理職を目指す人が増えると感じました。更年期の症状を理解することは難しいけれど、考える機会をもつことは良いことだと思います。もし母が更年期特有の症状で悩んでいるかもしれないと思い、私の思春期の気持ちなどもお互い話して、相談することが大切だと気づきました。

北鎌倉女子学園高等学校
佐野朗子校長

本校は女子高なので、日頃からジェンダーバイアスを外すことを生徒たちは意識していると思います。ダイバーシティとインクルージョンということで、とくに身近な企業のファンケルの様々な取り組みや女性が中心となって働いていることを知り、生徒たちはいろいろな気づきがあったと思います。更年期の健康課題の動画を観た生徒たちがやさしい気持ちになってそれを素直に発表していて、本校の生徒は温かい生徒だと再確認したところです。一人ひとりの可能性を活かして、いろいろなことに臆することなく挑戦していってほしいです。

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