単発講座

高校

世界・日本の食料・栄養課題

開催日
2023年07月21日(金)
開催場所
北海道苫小牧東高等学校(北海道苫小牧市)
参加人数
高校1・2・3年生 658名
講師
株式会社ファンケル
サステナビリティ推進室
中川亜衣子

「食品ロス」、「若者の栄養課題」について、グループで真剣にディスカッションに取り組み、大勢の前での意見発表を活発に行ってくれたのが印象的でした。特に、「若者の栄養課題」では、自分自身の食生活を振り返り、その中で課題や今後に向けてどうするかまで考えてくれました。成長期はバランスの良い栄養摂取が大切なので、今日の講座が、将来に向けた健やかな身体づくりのきっかけになったら嬉しいです。

講師
株式会社ファンケル
機能性食品研究所
高野祐見子

今回、1年生・2年生・3年生の全学年が一緒になって、未来の世界をより良くしていくために自分たちは何ができるかを考えてもらいました。食品ロスも、若者の栄養課題も、身近な話題でありますが、改めて周りの人とディスカッションし、他者の発表内容を聞くことで、他人ごとから自分ごとへと意識が変わってくれたように感じました。これからもご自身の健康に気を配りつつ、世界の食料格差や栄養の偏りにも目を向けてもらえたらと思います。

今回の講座のテーマは、世界・日本の食料・栄養課題。

講座では世界の食糧格差や食品ロスの問題について解説され、日本の食品ロスの対策を考えるディスカッションでは「賞味期限が近いものから買う」「食品ロスの問題をもっと知ってもらう」などの意見が挙げられました。
さらに、栄養の不足や偏りによって招く可能性のある新型栄養失調や骨粗しょう症などについての解説もあり、大事な栄養素をしっかりとることの大切さを学びました。日本の若者の栄養課題についてのディスカッションでは「無理なダイエット」「間食をしすぎてしまう」など次々に意見が挙げられ、途中からじゃんけんで発表する生徒を決めるほど、多くの生徒が積極的に取り組む姿が見られました。

最後の質疑応答でも食品添加物や新型栄養失調、SDGsとの関わり方などについて多くの質問が挙がり、生徒一人一人が自分の健康や未来について真剣に考えている様子でした。

北海道苫小牧東高等学校
澤田彪哲さん

食事はとりあえず野菜を摂っておけば良いと思っていたけど、バランスよく栄養を摂ることが大事だと学びました。SDGsの課題の解決には小さな行動の積み重ねが大切で、買い物をするときは食品の成分表を確認したり、商品の手前取りを心がけていきたいと思いました。

北海道苫小牧東高等学校
矢部太馳さん

若者の栄養問題が印象に残っています。自分は大丈夫だと思っていたけど、栄養が不足している部分もあるかもしれないと考えさせられました。まずはSDGsを知ることが大切で、多くの人たちに知ってもらうことで、新しい解決策が見つかるのではないかと思います。

北海道苫小牧東高等学校
皆見莉好さん

SDGsは、自分だけがやってもあまり意味がないと思っていたのですが、一人一人が問題を意識することが大切だと学びました。私は食べ物を残してしまうことが多いので、これからは自分のためにもSDGsのためにも食育を意識して食品を選びたいと思います。

北海道苫小牧東高等学校
澤田慎也校長

これまで本校ではSDGsに関する事業をあまり実施してこなかったため、是非参加したいと思いました。普段関わる機会の少ない民間企業視点の関係者からお話を聴くことが、生徒たちの新たな気づきになればと考えました。初めての試みとあって、生徒たちがどのような反応をするか少し心配していましたが、講座ではゲーム的な要素を取り入れるなど、随所にファンケルさんの工夫が感じられ素晴らしかったです。生徒たちが予想以上に関心を示し、熱心に意見の発表や鋭い質問をしていたことにとても驚きました。また、北海道新聞に今回の取り組みが掲載されることで、今後の生徒たちの意欲につながればうれしいです。

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