単発講座

高校

食料・栄養問題

開催日
2024年01月11日(木)
開催場所
川崎市立高津高等学校(川崎市高津区)
参加人数
高校2年生268名
講師
株式会社ファンケル
総合研究所
岩﨑香里さん

今回の講座では主に、世界と若者の栄養課題についてお話ししました。栄養課題については生徒たちの関心が高く、それぞれが自分ごとに捉えていたように感じます。ディスカッションも積極的に参加していたのが印象的でした。特に骨の栄養貯金は重要で、年齢を重ねてからなりやすい骨粗しょう症などの予防もできるので、今日から骨についても意識していってほしいです。

今回の講座は食品ロスと栄養問題をテーマに実施されました。
食品ロスでは、世界で捨てられる食品の量の多さに驚く生徒の姿も。講師からの「食品ロスを減らすためにはどうればよいか?」の質問には「外食時に食べきれない物は持ち帰れるようにする」「食材は古くなる前に漬物などにして長期保存する」など身の回りはもちろん、企業に向けての課題も挙がりました。
栄養問題では、貧困による栄養バランスの偏りや海外のポスターを例にジュースに含まれる砂糖の量などを紹介。日本の若者の栄養課題のディスカッションでは「甘いものが手軽に手に入るから」「朝ごはんを食べ損ねて栄養が足りない」などの意見が出ました。
最後にファンケルのSDGsの取り組みが紹介されて講座は終了。生徒にとって充実した時間になったようです。

川崎市立高津高等学校
宮﨑冬乃さん

SDGsを身近に考えることがあまりなく、世界で飢餓に苦しんでいる人が9人に1人いると知りすごく多くてびっくりしました。食品ロスを少しでも減らすために、今後は買い物の前に必要なものをメモし、無駄なものを買わないことを意識したいです。また、若者の栄養問題について当てはまることが多く、高校生になると勉強や部活が忙しくてつい睡眠を優先してしまって朝食を抜くことが多かったので、今後は朝食もしっかりとろうと思いました。

川崎市立高津高等学校
梅木直太郎さん

SDGsは数が多くて達成するのが難しいものだと思っていましたが、一つひとつをしっかり行えば達成できるものだと感じました。食料問題では、日本の食品ロスの量が思いのほか多く驚きました。自分が料理をするとき、皮などを大雑把に剥いて捨てていたので、今後は無駄がないように食材を使っていきたいです。また、栄養問題では考えさせられるものがたくさんあり、振り返ると自分も栄養不足気味なのでバランスや量を考えて食べていきたいなと思いました。

川崎市立高津高等学校
柿並孝幸先生

SDGsは総合型や推薦型の選抜で題材になることが多く、物事を考えるために生徒たちが知っておくべき内容であると思っています。長時間におよぶ講座でしたが、よく聞き、考えていたように感じました。SDGsについて一つひとつはわかっていても、企業や社会の取り組みがどのように自分の生活に繋がっていくのかなどの実感は薄かったと思います。今後は関連性を意識しながら物事に取り組んでほしいです。

動画(2024年1月26日放送)

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