特別講座 ほか

教員の方に向けた「健やかな暮らし」講座

開催日
2023年08月24日(木)
開催場所
かながわ県民センター(横浜市神奈川区)
参加人数
神奈川県内の小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校の教員など18名
主催:神奈川県 くらし安全防災局消費生活課
講師
株式会社ファンケル
サステナビリティ推進室
中川亜衣子さん

今回は神奈川県内の小・中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の教員のみなさまへ、普段ファンケルが高校生向けに行っている「日本の食料問題と若者の栄養課題について」の講座を実施しました。ディスカッションでは、教員のみなさまから生徒・学校・企業について、さまざまな視点の意見を挙げていただき、活発な意見交換をすることができました。今日の講座内容を、それぞれの学校での授業にお役立ていただければ嬉しく思います。

神奈川県では学校における消費者教育を推進するため、教員を対象に研修を実施しています。今回はその研修の一環として、ファンケルが神奈川県内の教員へ向けて講座を行いました。

日本の食品問題と若者の栄養課題の講義の後、各テーマについてグループディスカッションを実施しました。
食品問題に関しては、「スーパーやコンビニでは、手前どりや昔はなかった値下げなどが推奨されるようになった」「フードバンクの報道が見られる」など、良い変化を挙げる意見がある一方で、「ビュッフェ形式は持ち帰り用のパックを活用するなどもっと工夫が必要」や「生徒たちの栄養についての知識を増やすことが、むやみに消費期限の長い食品を選ぶことを抑制し、食品ロス防止にもつながる」など、今後の課題も挙げられました。
若者の栄養課題については、「魚や牛乳が嫌いでタンパク質が不足している」や「朝ごはんを食べていない生徒が多い」、「カルシウムが不足している一方で、カップラーメンやジャンクフードで脂質を摂りすぎている」など、生徒たちの食生活に関するものや、「家庭の事情などでお弁当を用意できず、昼食が菓子パンのみの生徒も多い」「給食でも野菜が少ない」といった生徒を取り巻く環境を懸念する声も多く聞かれたことが印象的でした。

参加した教員からは、「グループディスカッションで様々な意見を聞き、知らなかったことを学べた」「“今の行動が未来をつくる”ということを自身の授業でも伝えたい」「生徒たちが社会に出る前に、自分のお金の使い方や栄養面について、より意識してもらう必要があると改めて感じた」などの感想が聞かれ、子どもたちに接する大人が常に学び続けることの重要性を考える機会となりました。

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