夏休み講座

夏休みの自由研究!「わたしもできるSDGs宣言!」

開催日
2023年07月30日(日)
開催場所
横浜市庁舎1階 市民協働推進センター
参加人数
小学5・6年生と保護者81名
講師
株式会社モーンガータ
代表
田中寿典さん

弊社の独自調査で約86.3%の化粧品のユーザーさんが使い切れずにコスメを捨ててしまっているというデータがあります。弊社ではそういった使い切れなかったコスメを、自社で開発した特殊な液体で水に溶ける絵具に変える「SminkArt」という取り組みを行なっています。SDGsについては、子どもの頃から考えることが大切だと感じています。今回の講座で役目を終えた化粧品に新たに違う用途を見出したように“発想の転換”を子どもたちの中で培っていってほしいと思います。「溶液が欲しいです!」とたくさんの声をいただいたことや、子どもたちのSDGs宣言や笑顔を見て、SDGsについて考えるきっかけを提供できたことをとてもうれしく思います。

講師
株式会社ファンケル
サステナビリティ推進室
中川亜衣子さん

夏休みの自由研究を兼ねて、使わなくなった化粧品をアップサイクルして「SDGsの宣言を描こう!」という取り組みを行いました。20年前のファンケルの化粧品をお持ちいただいた方が「使えないけれど大事にしていたものがポスター作りに使える!」と、とても喜んでいらっしゃったのを見てうれしくなりました。子どもたちが「自分には関係ない」ではなく「自分に何ができるか」を本当に色々と知恵を絞って、自分に貢献できることを探して宣言してくれたことがとても素晴らしいと思いました。中には「そもそも人間がポイ捨てをしなくなる仕組みを作りたい」といった“自分がどう世の中を変えていくか”というところまで考えてくれた子がいて、とても感激しました。今日は小さなことでも自分にできることを考えて宣言しようという活動だったのですが、子どもたちが大きくなった時に、周りを巻き込んで一緒にできる人になってくれればうれしいです。

「わたしにもできるSDGs宣言!」ということで、使わなくなった化粧品を絵具として使用し、ボスターを描いて自分にできるSDGsを発表してもらいました。
講座冒頭では、世界には自分たちと同世代の子どもたちが学校に行けなかったり、病院に通えなかったりと厳しい暮らしを強いられていることや、日本のごみの年間排出量に関しての問題を紹介しました。
使用済みコスメをアップサイクルしてポスターを描く子どもたちは、最初のうちは何をどのように描くか悩んでいたようでしたが、次第に楽しさを見出し自由にポスターを描く子どもたちの姿が印象的でした。また、子どもと共に参加した保護者たちも、絵具としてアップサイクルされた化粧品の発色の美しさに驚く様子も見られました。
最後のSDGs宣言では、「ペットボトルを買わずに水筒を持ち歩く」や「必要な物だけを買おう!」「どんな物も無駄なく最後まで使う!」など様々な意見が挙がりました。
緊張しながらも自ら描いたポスターを掲げ、自分にできることを自分の言葉で発表する子どもたちの姿は頼もしさを感じさせるものでした。

鈴木俊匡さん

「作る責任・使う責任」を学校の授業でやって、食品ロスや海で魚が死んじゃっているというのを聞いたことがあり、どのくらい死んじゃうのだろう?と考えたことがありました。講座のクイズで年間800万トンのごみが出るっていうのを知って想像がつきませんでしたが、ジャンボジェット機5万機分というのを聞いて、こんなにごみが出るんだな!と驚きました。だから、自分がマイボトルやマイバックを心がけて、海に排出されるごみが減っていけば将来的には自分のためになると思いました。海にごみがないぶん綺麗に見えて、海と人との関わりがもっと活発になって、魚とも触れ合えたらいいなと思います。

中島瑠那さん

学校では自分たちがSDGsについてどう考えているかを作文にしたことがあります。今日の講座で海に捨てられているごみが飛行機の何万機分みたいなのを聞いて、思ったより多くてびっくりしました。今日やったアップサイクルのことの他にもリユースとリサイクルがあるので、SDGs宣言ではそれについて自分ができることを書きました。自分が使わないコスメとかを絵具にして絵を描けるのはとても楽しかったです。私は虫や動物が好きなので、この自然のまま虫や動物と人間が共存できる世界になったらいいなと思います。

動画(2023年8月25日放送)

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