今回はファンケルとセブン-イレブン・ジャパンが合同で講座を開催しました。
はじめに、ファンケル講師による食品ロスと栄養課題に関する講座が行われました。
世界で8億人が飢餓に苦しんでいる中で、日本ではまだ食べられる食品が1年間に472万トンも捨てられていることを学んだ後、生徒たちの身近なテーマである新型栄養失調や無理なダイエットについて説明されました。講師の「日本における食品ロスや栄養課題についてどのような対策ができるか?」という問いに対し、生徒からは「自宅の冷蔵庫に保存している食材がわかるアプリがあったら買いすぎを防げる」といったアイディアが挙がりました。
次に、セブン-イレブン・ジャパン講師が登壇し、食品ロスやセブン-イレブン・ジャパンの店舗で行っている食品リサイクルの取り組みを紹介しました。
保存温度や包装を改良し長く鮮度を保つ「チルド弁当」や「トップシール包装」、賞味期限が近づいた商品を安く販売する「エコだ値」、これまで捨てられていた食材の「端材」をスムージーとして販売するなど、馴染みのある商品を例にして、食品ロス削減のための様々な工夫が説明されました。
その後、「店舗の近くでイベントが開催された場合、最も売り上げが高くなるのは?」というクイズが出題されました。「フェス」「コンサート」「アイススケートショー」「ラグビーの試合」の4つの選択肢から多くの生徒が「ラグビーの試合」を選びますが、正解は「フェス」。その理由は、フェスは開催時間が長く、1日に何度もお客様が利用するため。店舗は過不足がでないよう状況を考えて商品の発注をしていると解説がありました。
最後に、セブン-イレブン・ジャパン講師から「考えることが大事。世の中の課題を考えて、それを解決していくこと。日々考え続けることがこれからの皆さんの糧になる」とメッセージが贈られました。
生徒からは「食品ロスの問題は知っていたけれど、企業の取り組みを聞いて驚いた」「SDGsへの意識が変わった」といった感想が寄せられました。今回の講座は、既にSDGsへの関心の高い生徒たちにとっても、新たな視点を得る貴重な機会となったようです。

公文国際学園高等学校
伊藤香瑠奈さん
ファンケルはクレンジングを愛用していることもあり、化粧品会社のイメージでしたが、食品ロスに関する活動もしていることに驚きました。元々、SDGsに関心がありましたが、企業の取り組みで初めて聞くものも多く、今回の講座で知ることができて良かったです。私はアトピー性皮膚炎があり、栄養が偏っていると感じた時に症状が出る気がします。これから自分で料理をするようになったら、栄養に気をつけたいです。また、賞味期限の近い食材から使いきるなど、自分にできる最大のことを日々積み重ねていければと思います。

公文国際学園高等学校
齊藤圭祐さん
日本は食品ロスも多く、あまりSDGsに対する意識は高くない国だと思っていました。しかし、ファンケルやセブン-イレブンといった身近な企業の工夫を知り、ちゃんとSDGsの目標達成に向かっているのだなと感じられて良かったです。特にセブン-イレブンの「手前どり」のポップは以前から目にしていましたが、食品ロス削減に向けての意図があったことは知らなかったので驚きました。自分は料理を作るのが好きなので、できるだけ食材を残さず使いきるよう意識したいです。

公文国際学園高等学校
フォレストアン優花さん
小・中学校でSDGsを学ぶ機会があったのですが、その時は、どうしても私たちの行動が「加害者」の側面として語られることが多かったように感じます。そんな中、ファンケルの栄養に関する講座で「新型栄養失調」のお話を聞いて、実は私たちも知らず知らずのうちに「被害を受けている側」になることがあるんだ、ということに気づき、SDGsとの向き合い方が大きく変わりました。ニュースで日本はSDGsに遅れをとっているという内容をよく耳にしていたので、企業の取り組みを実際に聞いて驚きました。食品ロスの取り組みは、買いすぎないことや手前どりがよく言われています。それに加えて、食事の際に話題にするなど周りを巻き込んで意識を変えていけたらと思います。

公文国際学園高等学校
山田大翔さん
以前は海外で暮らしていたこともあり、海外の食品ロスの取り組みを見聞きする機会がありました。今回の講座で、ファンケルやセブン-イレブンといった身近な企業の具体的な取り組みを知れて良かったです。ファンケルが子どもたちに向けてSDGsの講座を開催していることは、素晴らしい活動だと感じました。将来、自分で料理をする際は、賞味期限を意識して買い物をしたり、食材を使いきれるよう気をつけたいです。

公文国際学園高等学校
公文晶子校長
SDGsは普段の授業でも学習していますが、今回の講座のように身近な企業の取り組みを知ることは、生徒たちにとって新たな学びになったと思います。ファンケルやセブン-イレブンといった企業のお話を直接聞ける機会はとても貴重なので、今後も続けていただきたいです。生徒たちはSDGsが大切なことだとはわかっていても、正直なところ「またか...」と感じてしまうこともあると思います。しかし、将来的に何かの機会で今日の講座を思い出して、後で花咲くこともあると思います。今後の人生のどこかで気づきのひとつとなり、それぞれの関わり方でSDGsに取り組んでくれることを期待しています。


