単発講座

高校

プラスチック問題

開催日
2025年10月22日(水)
開催場所
市立札幌旭丘高等学校(札幌市中央区)
参加人数
⾼校1年⽣300名
講師
株式会社ファンケル
広報・サステナビリティ本部
山内善文さん

今回は、市立札幌旭丘高等学校の皆さんと一緒にプラスチック問題について考えました。グループディスカッションと発表の時間では、皆さんから多くの意見が挙がり、活発な議論が交わされました。大きな社会課題が、身近な存在であるプラスチックから生じていることを認識できたと思います。プラスチックの削減に向けて一人ひとりができることを考え、具体的な行動を始めるきっかけとなれば幸いです。

プラスチック問題をテーマにした講座が開催されました。

はじめに、講師から「日本は世界で2番目にプラスチックごみの排出量が多い」という紹介がありました。
プラスチックの3つの課題である「自然分解されない」「燃焼時に温室効果ガスが発生する」「天然資源を消費する」についての解説後、「プラスチックごみを削減するために自分にできること」を考えるディスカッションと発表が行われました。
生徒たちからは、「コンビニなどでプラスチック製のフォークをもらわないようにマイ箸を持ち歩く」「化粧液や乳液は詰め替え用を購入する」「ペットボトル飲料はラベルのないものを選ぶ」など、具体的なアイディアが次々と発表されました。
また講師から、プラスチック削減の取り組みとして「ごみの分別」も有効な方法であることを紹介し、札幌市のごみ分別ルールを例に挙げながら、その重要性について説明しました。

続いて、ファンケルが全国の直営店舗で回収した使用済み化粧品容器をアクセサリーやトートバッグにアップサイクルする取り組みが紹介され、生徒たちからアップサイクル製品のアイディアを募りました。「シャープペンシルなどの文房具」「ワイシャツなど実用性のある衣類」「シャンプー時に使うスカルプブラシが化粧品容器から作られていたら欲しくなる」といった提案が飛び出しました。

今回の講座では、生徒たちが元気よく挙手し、積極的に参加する姿が見られました。日常生活を振り返りながら考えた意見が発表され、プラスチック問題や企業の取り組みをより身近に感じる貴重な機会となったようです。

市立札幌旭丘高等学校
⽚倉寧々さん

2050年の海は、魚よりもプラスチックの方が多くなることや、海のごみの70%は街から出たものということを知り、とても学びになりました。今後はエコバッグを使ったり、ファンケルの商品のようなプラスチック削減を行っている商品を選びたいと思います。私は化粧品を通して肌を綺麗にすることが将来の目標です。今回の講座で化粧品の会社でも、環境問題に携われることがわかったので、肌だけではなく環境も綺麗にできる企業に勤められればと思います。

市立札幌旭丘高等学校
川⼝翔さん

以前、企業の社会的責任やCSRなどに関心があり調べたことがありました。そのため今回、企業が実際に行っている取り組みを直接聞くことができてとても感動しました。これまで、海といえば「遊び!エンジョイ!バーベキュー!」というイメージだったのですが、今回の講座で海を守ることは人間の責任だと感じました。これからは地域のごみの分別ルールに気をつけて使用済みのプラスチック容器は洗ってから捨てるなど、身近なプラスチックごみの問題に取り組んでいきたいです。

市立札幌旭丘高等学校
九嶋和先⽣

探究活動に力を入れたいと思いSDGs講座の開催をお願いしました。今後は北海道や札幌市の企業とも連携をとりながら取り組んでいきたいと考えています。本校は、自分の意見を言いやすい環境があると思います。講座で積極的に意見を発表する生徒たちの姿を見て、他者を認め合える生徒が育っていると感じました。身近なプラスチックにどのような課題があり、どうすればごみを減らすことができるのかを考えるきっかけになったと思います。自分の行動が社会につながっていると学んでくれていることを願っています。

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