単発講座

高校

プラスチック問題

開催日
2023年10月27日(金)
開催場所
横浜翠陵高等学校(横浜市緑区)
参加人数
高校1・2年生65名
講師
株式会社ファンケル
サステナビリティ推進室
町田洸徳さん

プラスチック問題を自分ごと化できるように、身近な問題にフォーカスしてお話しました。活発にディスカッションをして自分の意見を堂々と発表をする様子や、メモをとり頷きながら講座を聞く生徒たちの姿が印象的でした。この学校には自分の意見を言い合う文化が根付いていて、人の話をよく聞き自分ごと化できる生徒たちなのだと思いました。 “学校や企業がサステナビリティの活動に積極的に取り組んでいるか”ということが、これから進路を考えていくうえで一つの選択肢につながればうれしいです。

今回の講座は、海洋プラスチック問題について。
最初に食品の包装やスマートフォンなど具体的に例を挙げながら、どれほどプラスチックが生活に欠かせないものとなっているかということを共有しました。そして、日本が世界の国の中でもプラスチックの廃棄量が2番目に多いという事実をクイズ形式で学びました。

海にプラスチックを捨てることでどのような問題が起きているか?という質問を投げかけると「魚の中にマイクロプラスチックが溜まって、人間の食事にも影響がでる」「漁で使うプラスチックの網が破れて海に残り、魚を傷つける」といった多くの意見が挙がりました。プラスチックごみを減らすためにできることは?という質問に対しては、「プラスチックを使用する場合、税金を増やすなどプラスチックを使いづらい状況を作る」という、普段からプラスチック問題について考えていることがうかがえる意見が聞かれました。

講座中はメモをとりながら真剣に耳を傾ける生徒の姿や、質問の際に積極的に手が挙がるため全員の意見を聞ききれないといった場面が見られました。生徒たちのSDGsへの関心の高さが感じられる賑やかな講座となりました。

横浜翠陵高等学校
平本龍星さん

以前からSDGsに興味があり、授業でも発表するなど積極的に関わってきました。講座で魚がプラスチックを食べることで間接的に人間にも害が及ぶということを聞いて、改めてごみをしっかり捨てることの大切さを感じました。海に行った時や登下校でも道端のゴミを拾うなど、実際に行動を起こしたいと思います。また、ファンケル創業のエピソードで、化粧品に含まれる科学添加物に対する問題意識が現在のファンケルにつながったことを知りました。自分も普段から問題意識をもって物事を考えられるようになりたいです。

横浜翠陵高等学校
山田尚さん

SDGsは以前から勉強しており、特に「人や国の不平等をなくそう」という課題に興味がありました。今回の講座で、魚がマイクロプラスチックを食べて人間に害が及ぶなど、これまで知らなかったSDGsの課題を知ることができました。テレビでウミガメの鼻に刺さってしまったストローを抜く映像を見たことがあり、人間以外の生き物のためにも環境を守ることが大切だと感じました。講座内で牛乳パック5〜6枚がトイレットペーパー1個分にリサイクルされることを聞いた際に、小学校で牛乳パックを回収する活動に参加したことを思い出しました。知らず知らずのうちにSDGsに協力できていたことがわかりおどろきました。

動画(2023年11月24日放送)

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