横浜市立東高等学校サステイナブル研究部
(以下サス研)の高校生とファンケルが、
SDGsについて真剣に考える
長期講座を開催しました。
そのテーマは「環境にやさしい素材である
100%植物由来のプラスチック容器を採用した
化粧品のパッケージデザインを共同で開発」。
ここにあるのは、
特別な商品ができるまでの
高校生たちが時に笑って、時に悩んで、
何かを達成する、ひと夏の物語。

SDGsは「難しいこと」と
思っていたけど、
違った

  • 取り組む前は全く意識してなかったし、こんなものがある程度で気にしたこともなかった。
  • 個人でやるのは難しいなと思っていたけど、自分から話しをすると興味を持ってくれる人がいた。
  • 難しいものって感じてたけど、実際に自分が体験したことで、よりよくするための行動ができるって実感した。

SDGsに取り組むってなんだろう

「みなさん、4Rってわかりますか?」そんな問いかけから始まった、今回のプロジェクト。日本の一人当たりのプラスチック廃棄率は世界第二位という現状と、モノを作るプロセスやデザインの大切な役割などの商品の在り方を学びながら、今回のプロジェクトの目指す先をサス研のみんなと考えます。

私たちが考えた
デザインで
SDGsの大切さに
気付いてほしい!

  • どうしたらSDGsについて興味関心を持ってもらえるのか、を考えながら取り組みました。
  • 講座でデザインを作るための過程を学び、気づけば夢中になってデザインを考えていました。
  • みんなで話し合ったデザイン案が商品として販売されたらすごくうれしいなと思った。

伝えたい想いを整理して
言語化する

第二回目は、デザインの元になる「コンセプトワード」の設定。商品を通じてSDGsを一人ひとりが「自分ごと化」できるか? 生徒たちの答えは、SDGsは遠い話ではなくて、楽しくて身近にあるもの、そして自分自身にとっても得になるもの。だから協力し合って目標を達成していこうという想いでした。

一番伝えたいのは
身近ということ。
キャップはピンクが
かわいい!

  • しっかりと僕らの意見も取り入れられていて、とても感動!
  • デザインの大切さを感じた。デザイン案にはそれぞれの意味があるということを実感!
  • デザイン案、本当にどれも良いものばかりで驚き!

想いが伝わるデザインにするために

第三回目は、ファンケルのデザイナーによるパッケージとボトルの3つのデザイン案から選定をスタート。
「自分たちはもちろん、ターゲットとなる40~50代のお客様まで幅広く買いたいと思ってもらえること」「コンセプトが伝わるデザインになっていること」の2つを主眼に、自分たちの意見を取り入れながら、SDGsについてのメッセージを伝えられるデザインを決定しました。

地球に、ちょっといいこと。
みんなの未来のために
小さなことから
はじめませんか

  • 「地球にちょっといいこと」ってまさにサス研のテーマ!
  • 線で繋がってるデザインだし、想いを繋ぐみたいな。
  • 自分の身近なことから、ちょっとずつから…ってことを言葉に。

大切な想いをコトバにすること

第三回目の後半は、パッケージ側面に載せるサス研からのメッセージを考えることに。
満場一致で「地球に、ちょっといいこと。」という部のキャッチフレーズを掲載することに決定。それだけでは想いを伝えきれないと、メインのキャッチフレーズにそえるコトバについて議論を重ねました。身近なことから、ちいさな活動をしていこうという想いを込めて「みんなの未来のために小さなことからはじめませんか」のフレーズを定めて、想いを伝えるコトバをカタチにしました。

デザインの出来上がりは、
大満足!
でも、これに込めた想いを
どう知ってもらうんだろう?

パッケージイラストに込めた想い

一番は「売る」ではなく、想いを「伝える」こと。

第四回目は、議論を重ねてついに完成したデザインのお披露目です。
「おぉ~~~!カワイイ~~!」生徒たちはその出来映えに揃って歓声を上げ、自分たちの想いがしっかりと取り入れられたデザインに大満足。
その後、今回の取り組みを伝える特設サイト(今あなたが読んでいるコレです)で、生徒たちがデザインに込めた想いを発信していくことの紹介がなされ、さらに自分たちで世の中に想いを伝えるためにできることは何だろう、という新たな課題が掲げられました。
「高校生の取り組みを募集している番組に応募!」「サス研のTwitterで人から人に広める」など意見が取り交わされ、実行しようと結論。さらにファンケルからのニュースリリースという存在の紹介から、独自にニュースリリースを作成して、メディアを通じて想いを伝えよう!という流れに。
生徒たちの新たなチャレンジが始まりました。

めっっちゃ緊張!
大勢のメディアを前に、
人生初のプレゼンテーション

きちんと知ってもらいたいから、
精一杯やりきった

サス研とファンケルが共同で作り上げた洗顔パウダー。
その想いを広く社会に伝えるために、ファンケルと相談しながら自分たちのコトバで綴ったニュースリリースを作成しました。
そしてそのニュースリリース内で、サス研メンバーによる招待イベントの告知をし、2022年1月16日に東京銀座の「ファンケル銀座スクエア」にて、メディア向け先行発売会イベントを開催。八回に及んだ講座の集大成です。
オープンから店頭でお客様への呼び込みを行い、商品販売のサポートを。さらにニュースリリースを見て来場してくれたメディアへ向けて、今回のボトルとパッケージに込めた想いを紹介するプレゼンテーションを計3回開催しました。
デザインモチーフとなったイラストに込めた意図、そして活動を通じて感じた「SDGsへの貢献は難しいことではなく、とても簡単でしかも私たちにも得になること」などを緊張しつつも、スライドを活用しながらしっかりと紹介。
そして一人ひとりが活動を通じて感じたこと、知り得たこと、さらには進学先など自分たちの将来についての見方が変わったことなどを自分たちのコトバで語りました。
この日は、多くの人に、社会に、メディアを通じて広く自分たちの想いを伝えてもらうことを実現できた一日となりました。
大人たちを目の前にプレゼンテーションをやりきった生徒たちは、また新しいステージに到達できたようです。

三澤 百々花
(部長/2年)

今日店頭に商品がいっぱい並んでいるのを見て、感動しました。自分が「ピンクのキャップにしたい!」と言ったのが、ちゃんと形になって、こうやって並んでるのを見てとても嬉しいです。
3回行ったメディアさんへのプレゼンや質疑応答の中で、自分の言いたいことを全部言えたことも良かったです。「身近な行動からできるよ」ってことや、「自分ごと化する」っていうことを伝えるために頑張ってデザイン作ってきたので、それを伝えられたって思います。
企業の方々と一緒にやるっていうのがとても貴重な体験で、話し合いの仕方とか、デザイン考える際に色々な人から意見が出てそれをまとめることの大変さだったり…。将来、絶対職に就くときに活かせる経験だし、話し合いの進め方とかを学べたと思います。
この商品を作ることを通じて、何度も「何を伝えたいか?」「私たちがこの商品から何を伝えるのか」っていうのを再確認できて、そのSDGsに対する想いがさらに高まったと思います。

たくさんのメディアに
取材していただきました!

新聞
日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ
(日本経済新聞社)
産経新聞(産業経済新聞社)
神奈川新聞(神奈川新聞社)
テレビ
TBS(ひるおび!)
テレビ朝日
テレビ東京(お仕事search!それってグッジョブ)
フジテレビ(Live news イット !)
テレビ神奈川(NEWSハーバー)
業界紙
通販新聞(通販新聞社)
日本流通産業新聞(日本流通産業新聞社)
日用品化粧品新聞(日用品化粧品新聞社)
石鹸日用品新報(石鹸新報社)
中部飲食料新聞(中部飲食料新聞社)
国際商業(国際商業出版)
WEB
美的GRAND Web(小学館)

100%植物由来の
サステイナブルなボトル材質

今回の洗顔パウダーの容器は
植物由来のプラスチックを使っています

ファンケルはプラスチックを焼却することで排出されるCO2を削減するために、
容器等のプラスチックの環境対応に努めます。
4R(※)の観点で、製品のプラスチック削減に取り組んでいます。

4R
  • Reduce
    容器樹脂の削減
  • Reuse
    つめかえ容器化
  • Recycle
    容器回収リサイクル
  • Renewable
    プラスチック以外の素材への代替

FANCLの目標

4R(※)にもとづくサステイナブルな容器包装
2030年度までに 100%
ファンケル化粧品の植物由来・再生由来
プラスチックの使用率
2030年度までに 30%

横浜市立東高校
サステイナブル研究部

三澤 百々花

部長
三澤 百々花(2年)

沢山話し合い、意見をまとめ、デザインを考える楽しさを感じました!

三澤 百々花

副部長
平野 咲菜(2年)

サス研らしい明るいデザイン! SDGsを身近に感じてほしいです!

川崎 哲也

川崎 哲也(1年)

誰でもわかりやすい形で社会問題を表現することができたと思う。

堤 仁那

堤 仁那(1年)

自分たちの想いが詰まったデザイン。SDGsを知るきっかけになる架け橋に!

嘉陽 晴香

嘉陽 晴香(1年)

SDGs達成に必要なことを考えることができ、かわいらしく表現されました!

木須 裕人

木須 裕人(1年)

カラフルなだけでなく、すべての絵に意味が込めてあります!

高野 優乃

高野 優乃(1年)

私たちなりにSDGsについて難しく捉えられないよう心がけました。

外川 拓磨

外川 拓磨(1年)

手に取った皆さんが、デザインの意味を考えてくれると良いです。

ファンケル講師

  • 岩本 浩昭

    ファンケル
    事業企画本部
    広告宣伝部
    岩本 浩昭

    「SDGsをもっと身近に」というメッセージを込めた限定ボトルは、かわいくて生徒たちの想いがこもったデザインに仕上がりました。一人でも多くの方にこの想いを伝えられるように、商品の発売に合わせて、サス研と一緒に様々な情報発信を行っていきます。これからの未来を担う若者が考えた商品をきっかけに、未来を創るSDGsの活動の輪が広がる事を願っています。

  • 平野 大起

    ファンケル
    化粧品事業本部
    化粧品商品企画部
    平野 大起

    SDGsの達成のためには、課題を知り、「自分ごと化」して捉えることが大切だと考えていますが、これがなかなか難しいのかもしれません。サステイナブル研究部のみなさんは、問題を自分ごと化して捉え、楽しくSDGsに取り組んでいます。その姿を知っていただき、「私も取り組もう!」と思うきっかけになるといいなと思います。

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