私立桐蔭学園の高校1年生20名と、
ファンケルがSDGsについて、
そして自分たちの未来について向き合う
長期講座を開催しました。
今回の講座でめざす取り組みは
「化粧品の商品パッケージデザイン開発」
「ファンケルが取り組む容器回収を促進するアイデア」
「SDGsの大切さを世の中に伝える」の3つ。
自ら志願した20名の高校生たちが
真剣に未来を見つめ、
どんな議論を重ね、何を導き出すのか?
生徒たちの成長の軌跡を、ここに紹介します。
「行動する」きっかけは?
そして「SDGsを達成した
未来はどんな社会」なの?
対話を通じて、みんなで考えてみる。
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節電…やらなくちゃなんだけど…
やっぱり、クーラーを無駄遣いしちゃうんだよね。 -
なんとなくSDGsはこうあるべき、という
固定概念にとらわれている自分に気がついた。
ちゃんと「聴く」
議論ではなく「対話」がルール
「今回皆さんには、第1ステップとして、日本で一番売れているオイルクレンジング*のデザインを考えてもらいます」そんな説明から、第一回講座は始まりました。
*富士経済「化粧品マーケティング要覧2022No1」(クレンジング部門「種類別:オイル」2021年実績)
今回の長期講座で目指すのは「化粧品の商品パッケージデザイン開発」「ファンケルが取り組む容器回収を促進するアイデア」「SDGsの大切さを世の中に伝える」の3つであることを、改めて生徒たちに認識してもらい、そこに向けてワークショップを重ねていくことが伝えられました。
ワークショップのルールは2つ。「聴く」ことそして議論ではなく「対話する」こと。これらを踏まえ、話し合いが始まりました。
商品パッケージデザインと
メッセージワードの開発。
初めての体験は、
どんな応えに辿り着く?
-
“可愛い”と“メッセージ性”をどちらを優先するかで
良いと思うデザインが変わってくるね。 -
SDGsに取り組む行動と未来の
両方が描かれているデザイン案が良いな。
どんなパッケージなら、
どんな言葉なら、
みんなの想いが伝わるんだろう。
第二回講座は、この長期講座の最初の山場とも言える、パッケージデザインの選定。
一回目講座の内容を受けてファンケルが提案する3つのパッケージデザインから、それぞれ意見を交換しながら、方向性や修正要素などを検討していきます。
そして、パッケージデザインと併せて、パッケージに入れる自分たちのメッセージを作成。
はたして生徒たちは、どんなデザインにどんな言葉を載せて、その想いを届けるのでしょう?
パッケージ決定!
次は、広めること。
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私たちの伝えたいテーマがデザインの中に
詰まっているというように思い、すごく嬉しい気持ち。 -
このパッケージで世の中の人々がSDGsをもっと身近に感じ、
最終的にはSDGsの概念すらない世界になっていければいい。
ハッシュタグは、どんな言葉に?
そして、次に取り組む課題は何?
第三回講座は、まずは決定したパッケージデザインのお披露目から。
前回の修正案なども反映されたデザインに、沸き立つ生徒たち。
そして、宿題となっていたパッケージの側面に入れるハッシュタグを協議し、まずは4つに絞り込みました。
1 ) #ココロのカラフル
2 ) #地球にイロドリを
3 ) #地球を守り隊
4 ) #私も地球も美しく
「カラフルっていうのは単なる色じゃなくて、個性の色。人種や肌や目の色が違っても認め合えること」というある生徒の意見から、「私も地球もカラフルに」といった意見も。
最終的にはシンプルさと、検索のしやすさから「#ココロのカラフル」で決定。
そして、今回のメインテーマである「ファンケルの容器回収の取り組みを知ってもらうには?」をめぐり、議論を重ねていきます。
動画制作に向けて、
誰に、どんなメッセージを
伝えよう?
-
動画の制作って緊張や不安もあるけど、
正直ちょっとワクワクするテーマ! -
みんなで考えたから、段々とこういう動画を
作りたいなというのが思い浮かんできた!
知ってもらい、
実践してもらうため。
動画を作ってアピールしよう。
前回の講座で、ファンケルの容器回収の取り組みを知ってもらうために、生徒たちが考えた
Aチーム案「SNSで宣伝」Bチーム案「学校で広める」の2案。
第四回講座は、「A、B、どちらも実現させるために、
みんなの想いが伝わるような、動画を作りましょう。前回の講座でも動画
を作るという意⾒がでていましたね」というファンケルの提案からスタート。
Aチームは、TikTokやInstagramで拡散するような動画
Bチームは、桐蔭学園のYouTubeやFacebookなど、
学校関係者に広まるような動画を制作することになりました。
前者は生徒たちが撮影、後者はファンケルが撮影することに。
ファンケルからは、
・伝える相⼿を具体的に想像する。その⼈に向けて発信するメッセージを考える。
・伝えたいメッセージが、しっかり伝わるようなシナリオに。
・こうあって欲しいという願いをストーリーの中に⼊れていく。
といったヒントを受け、生徒たちによる動画づくりが始まりました。
主演は⽣徒たち。
本格的な動画撮影に挑戦!
-
良い感じ!
劇団桐蔭だね。よし次! -
全員で。せーの!
「捨てられたものには
未来がありました」
A班はファンケル関内店で
B班は桐蔭学園の校内で、
いざ撮影。
前回講座を終えて、宿題となっていた絵コンテづくりと動画撮影。
SNS⽤動画担当のA班、桐蔭学園内PR⽤動画担当のB班ともに、この第五回講座を前にファンケルとストーリーの相談、絵コンテの修正などを交わしながら各々のストーリーを煮詰めていきました。また、B班の動画は、ファンケルの直営店でも放映されることが決定。⽣徒たちに気合が⼊ります。
A班はシナリオづくりと撮影が難航しましたが、五回⽬講座開催⽇の前に⾏ったファンケル関内店での撮影が無事終了し、編集作業へ。
B班はファンケルの動画撮影スタッフによる校内での動画撮影の本番となる今回。
生徒たち、表情硬いです。緊張しまくっています。
その緊張は、動画に出演するファンケル講師にも伝染。
特に今回メインで出演する3名の生徒は、もうガッチガチ。
さて撮影の是非はいかに!?
メディアが興味を持ってくれる
プレスリリースとは?
ニュースになる価値がある
発表内容を自分たちで考えよう。
-
パッケージデザインと容器回収は
つながりを
もって考えたから
プレスリリースに載せたい! -
SNSの動画を作ったというのを載せたら、
目を引くんじゃない?
これまでの半年で紡いだ想いを
メディアに届けるには
どうすればいいだろう?
第六回講座は、来る2月19日に、ファンケルの旗艦店ファンケル銀座スクエアで⾏うメディア向け発表会とその招待状となるプレスリリースの内容づくり。
昨年の⻑期講座で⾏った発表会のプレスリリースや資料を読み込みながら、生徒たちは議論を交わしました。
そして、今回の講座では、ちょっとこれまでの講座との違いがありました。
それは、ファンケルからの提案や選択肢から選ぶのではなく、ゼロから生徒たちが考え、そのコトバで生み出すこと。
どうすれば、メディアが来てくれるプレスリリースになるのか?
どうすれば、ニュースに取り上げてくれる発表内容になるのか?
これまでの半年を遡り、自分たちは何をどう考え、ファンケルと一緒に何を実現してきたんだろう。
生徒たちはそんな思考の旅に、誘われるのでした。
容器回収を促進する
動画が完成!
「捨てられたものには
未来がありました」
高校生が企画、
ファンケルが撮影編集
桐蔭学園のYouTubeとFacebook、
ファンケルの直営店舗のデジタルサイネージで公開しました。
高校生が企画撮影編集
高校生が自分たちのSNSで公開し、
容器回収をPRしました。
TikTok用
Instagram用
ついにメディアへ向けた
プレゼンテーション
未来への想いを伝えよう!
-
リハーサルから緊張~!
始まったらもっと緊張しちゃうかも…。 -
自分たちの伝えたいことが
伝わるように頑張ろう!
その日、銀座で、私たちは…
「いらっしゃいませ!」
「私たちがデザインを考えた商品を販売しています!」
「SDGsをなくす未来へ、SDGsをあたりまえに」
「毎日をカラフルに!をコンセプトにしたSDGs限定ボトルを販売しています」
2023年2月19日、銀座の街に高校生たちの自信に満ちた声が響いていました。
この日、高校生とファンケルとの長期講座、その長きにわたる成果が、いよいよお披露目となりました。
生徒たちが手がけた商品がディスプレイされた店頭で、興味を持っていただいた方に積極的に声をかけ、デザインやメッセージに込めた想いを説明。
ファンケルの店員にアドバイスを受けながら、デザインした2商品の販売や店内の容器ボックスの紹介など、これまでの長期講座の経験を活かして堂々と説明する生徒たちは皆、生き生きとして、自信のみなぎる表情でした。
ようやく戻ってきた海外からのお客様に対しても、SDGsという共通言語を交えて積極的に接する姿が印象的でした。
職業体験を通じてお客様と生まれる対話の数々。
6ヵ月間におよぶ経験、そして交わした対話の集大成と言える光景でした。
そんな店頭販売の後は、多くのメディアが集まる場でのプレゼンテーション。
たくさんの大人たちが自分たちを見ている中、その発表が始まります。
ミッションワンとして「デザインの開発」、ミッションツーとして「デザインコンセプト」を、ミッションスリーとして「ファンケルのリサイクルボックスを使用するSDGsをしたくなる仕組み」を、そして締めくくりに「私たちが伝えたい、SDGsのメッセージ」を発表して、集まったメディアの方々からの鳴り止まぬ拍手を受けつつ、生徒たちの発表は盛況の中、無事終了しました。
桐蔭学園の高校1年生とファンケルが対話を重ねた長期講座はこれにて完結。
この半年間、生徒たちは新たな目線や自信、未知への挑戦など、様々な経験を通じて色々なものをきっと手に入れたはず。
そんな生徒たちが、この星のその先に、各々の未来に、どんな対話をして、どんな結果を成していくのでしょうか。
きっと楽しみで、もっと明るい、誰にとってもカラフルな未来。そんなはずです。
たくさんメディアに
取材していただきました!
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新聞
読売新聞(読売新聞社)
神奈川新聞(神奈川新聞社) -
テレビ
テレビ朝日
テレビ神奈川
東京ベイネットワーク -
業界紙
通販新聞(通販新聞社)
日本食糧新聞(日本食糧新聞社)
日本商業新聞(日本商業新聞社)
日用品化粧品新聞(日用品化粧品新聞社)
石鹸日用品新報(石鹸新報社)
国際商業(国際商業出版)
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雑誌・地域情報誌 他
美的GRAND(小学館)
タウンニュース(タウンニュース社)
学芸通信(学芸通信社) -
ラジオ
FMヨコハマ(横浜エフエム放送)
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WEB
NILE’S NILE(Table&Company)
からだケアナビ(日経BP)
100%再生素材の
サステナブルなボトル
今回のマイルドクレンジング オイル、
ピュアモイスト 泡洗顔料の容器は
100%再生素材のプラスチックを
使っています。
ファンケルはプラスチックの製造過程や焼却時に排出されるCO2を削減するために、
容器等のプラスチックの環境対応に努めます。
4R(※)の観点で、プラスチックの環境対応に取り組んでいます。
※ 4R
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- Reduce
- 容器樹脂の削減
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- Reuse
- 容器の再利用
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- Recycle
- 容器回収リサイクル
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- Renewable
- 再生素材または植物素材への切り替え
FANCLの目標
- 4R(※)にもとづくサステナブルな容器包装
- 2030年度までに 100%
- ファンケル化粧品の
植物由来・再生由来プラスチックの使用率 - 2030年度までに 30%
私たちが取り組みました!
ファンケル講師
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岩本 浩昭
株式会社ファンケル
広告宣伝本部
広告戦略部
企業広告グループ文武両道の神奈川県の名門校、桐蔭学園の名に恥じない優秀な生徒さんが多く、積極的に講座に参加してくれました。この講座を通じて、普通の学生生活で経験できないことを体験していただきたいと思って全体の企画運営をしています。私が講師を務めるパートは「情報発信」です。SNSなどで自ら情報を発信することが当たり前のデジタルネイティブ世代だからこそ、メディアに対する情報発信という特別な体験をしてもらいたいと思いました。
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平野 大起
株式会社ファンケル
化粧品事業本部
化粧品商品企画部
商品企画第三グループ今回のSDGs講座 長期講座では、一人でも多くの方の行動を変えるきっかけになるように、ファンケルでも認知の高い主力商品を選定しています。生徒のみなさんと一緒に考えるデザインを通じて、「知っている」から「行動している」に変えられるよう、強い想いをもって取り組みました。生徒のみなさんには時々難しい問いを投げることもありましたが、とても前向きに、真剣に考えてくれました。このデザインをきっかけに、一人でも多くの方の行動をかえていけるといいなと思います。
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内山 育実
株式会社ファンケル
化粧品事業本部
化粧品商品企画部
商品企画第三グループ商品デザインを考えるにあたり、大切にしたのは「生徒のみなさんの考えや意見を出来る限りリアルな形でデザインに落とし込むこと」です。生徒のみなさんには、どのようなメッセージを商品を通して伝えたいのかをじっくりと考えていただきました。一人ひとりが納得する形にすることはとても難しかったですが、最終的には全会一致で1つのデザインが完成しました。たくさんのお客様に手に取っていただき、愛されるデザインになったら嬉しいです。
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黒 可奈実
株式会社アテニア
事業戦略本部
通販営業部
ネットCRMグループ講座のテーマにした、容器回収の促進アイデアは「どうしたら認知拡大できるのか」社内でも日々検討していた課題だったので、SNSでの拡散や、学校内でPRするといった、高校生ならではのアイデアに刺激をもらいました。企業視点での動画の編集や撮影など、初めてのことも多く大変だったと思いますが、素敵な動画を制作することができたと思っています。高校生みんなの想いが多くの方に伝わりますように!
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西河 紀恵
株式会社ファンケル
店舗営業本部
店舗販売部
店舗販売第一グループ
東武百貨店池袋店最初は生徒さんも緊張した様子だったので、どのように進めれば良いかメンバーとたくさん考えました。その結果、ワークショップに参加するうちに、どんどん新しい意見がでてきたり、自分の意見を堂々と伝える姿を見ることができて本当に嬉しかったです。また、今回店舗での容器回収を一緒に広める方法を考えていただきましたが、大人では思いつかない高校生の若さと柔らかいアイデアは刺激になり、自分の成長にも繋がりました。今回の経験を無駄にしないよう、今後も店舗でのご案内を頑張ります。
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髙井 博行
株式会社ファンケル
店舗販売企画部
コミュニケーション
推進グループ21年から化粧品のプラスチック容器を回収するリサイクル活動を行っていますが、知名度が低く、参加者が少ないことが課題でした。今回、高校生と一緒に「どうしたらたくさんの方に知ってもらえるのか」を考えたところ、「SNSによる情報拡散」と「学校内でのPR」の2つの取り組みを行い、一人でも多くの方にこの活動を知ってもらうことになりました。高校生が発案・制作した動画は2月公開予定ですので、ぜひ楽しみにしてください!
「SDGsをなくす未来へ
SDGsをあたりまえに
毎日をカラフルに!」
という想いを込めて
2030年に実現したい
明るい未来を表現した、
限定ボトルが登場!
持続可能な調達や、
ダイバーシティ&インクルージョン
中心に
表現したデザイン
毎日のクレンジングで、つるすべ肌へ。
「スキンケアクレンジング」で理想の素肌に。
マイルドクレンジング オイル
<SDGsをあたりまえに>
120mL(約60回分)
1,870円(税込)
ご好評につき限定数に達したため
販売を終了しました。
ジェンダー平等や、
海の豊かさを守ることを中心に
表現したデザイン
やさしい洗いあがりでしっとりなめらか肌へ。
簡単プッシュでふわふわ泡洗顔。
ピュアモイスト 泡洗顔料
<SDGsをあたりまえに>
150mL(約60回分)
1,320円(税込)
ご好評につき限定数に達したため
販売を終了しました。
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